コラム CoaXPress2.0が可能にする未来とは?

CoaXPressという名前を皆さんお聞きしたことはございますでしょうか?

既にご存知の方は「What's CoaXPress 2.0??」の部分からお読みください。

また最下部に耳よりの情報がございますのでそちらも併せてチェックしてみてください。

 

CoaXPressは2011年に日本インダストリアルイメージング協会(JIIA)によって正式に規格化された通信規格で下記の特徴がございます。

 

■CoaXPressの特徴

・高いデータレートで高解像度のカメラ向き
・同軸ケーブルで径が細いため装置周りの取り回しが行いやすい
・長距離伝送に対応し、最長100mのケーブル長に対応
・GenIcamに準拠しており、カメラごとのファイル設定が容易

 

CoaXPressの通信については上記の通りでおおむねの特徴をお分かり頂けたと思います。

しかし、カメラリンクやGiGE・USBとはどんな違いがあるの???

 

まずは下記の主要インターフェイスの比較表を見て頂きたい。

※上記表のケーブル長はエクステンダーなしでの場合

なんといってもCoaXPressの大きなメリットはほかの通信規格と比べ高い伝送スピードにあります。

 

現在主流の通信規格と比較してCoaXPressはケーブル1本あたりの伝送スピードが速く

最大で画像入力ボードとカメラは4本接続(一部8本接続もあり)のものがございますので

最大で25 Gbps(CoaXPressではCXP-6まで対応)の通信が可能です。これにより、より高解像度の画像をより多くの枚数を伝送することが出来るわけです。

 

上記特徴の繰り返しにはなりますが、同軸ケーブルを使用するのでケーブルを細く出来るため、装置周りの取り回しがしやすいのも特長です。

上記比較表でCXP-12という表記がございましたが、CXP-12はCoaXPress 2.0規格の通信速度のことを指します。

それでは前置きが長くなってしまいましたがCoaXPress 2.0についてご説明致します。

 

CoaXPress 2.0は上記のCoaXPressを拡張させたもので、通信帯域を大幅に広げたものです。

通常のCoaXPressでは最大で25 Gbpsまで対応でしたが、CoaXPress 2.0ではその2倍の最大50 Gbpsまで対応しました。 

1本あたり12.5 Gbps対応しているので、Camera Linkボード4枚・ケーブル8本でカメラと接続していたアプリケーションも、CoaXPressボード1枚と細いCoaXPressケーブル4本での接続にすることが出来ます。

CameraLinkケーブル8本の接続例

 

ケーブル自体も太く、柔軟性のないケーブルのためPC周りが煩雑になってしまいがち

CoaXPressケーブル4本の接続例

 

ボードが1枚になり、なおかつ柔軟性のある細いCoaXPressケーブルになったためスッキリとしています。

CoaXPress 2.0では非常にデータレートが高く、高フレームレート・高解像度対応により磨きがかかった通信規格です。2020年現在CoaXPress 2.0はまだ出始めの新規格であり

既に出しているメーカもありますが各カメラメーカーもこれから対応するカメラを徐々に多く出してくるフェーズにあります。

現在出ているカメラの中でも特徴的なカメラは

フルHDサイズの画像を2000FPS以上の速度で撮影可能なカメラ

も登場しています。

CoaXPress 2.0 が可能にする未来は高解像度の画像を超高速で撮像できるため、産業の分野においては検査スピードの超高速化、またスポーツ映像の記録などにおいては着順の判定の一つのツールになる可能性もあります。また研究分野においては物体の衝突時の研究や爆発の際の様子の研究などにも今後は発展していくかと思われます。

(このカメラは弊社ではまだご紹介しかできない段階ではございますが、気になる方はお問い合わせください。ご紹介いたします。)

 

弊社ではそんな帯域を必要とするカメラとつながるPC側インターフェイスである画像処理ボードの取り扱いをしています。

ベルギーのEuresysというメーカーのもので、CoaXPress 2.0の開発にいち早く着手し各カメラメーカーもEuresysのボードを開発時に動作チェック用として使用しています。

これから出てくるCoaXPress 2.0規格のカメラにおいてもおのずと親和性の高い製品が出てきますので、是非機材選定の一つとして候補に入れて頂ければと思います。

詳しくは、弊社Euresys特設サイトからお問い合わせください。

 

また、高速な撮像にはより明るい光が必要です。

レボックスはもともと検査において必要な光を私たちは開発・設計・製造・販売まで行っています。

弊社の光源については下記のレボックスホームページよりご確認ください。